福井市の住宅地に建つ店舗の事務スペースの増築です。学校にも近い住宅地への配慮として、地域の伝統的な箱下見板のデザインで調和を重視した外観にしています。軒の出を大きく張り出しても全体のボリュームが大きく見えないように、なだらかなウェーブした屋根にしています。

増築 / 木造 / 平屋建て / 在来工法
所在地 / 福井県福井市 用途 / 店舗
敷地面積 / 343.9㎡ 床面積 / 35.9㎥
屋根;ガルバリウム鋼板
外壁;杉下見板

外壁は福井県産材の杉板です。それを福井の伝統的な建物でよく見られる箱下見にしてパネルとして建て込んでいます。
屋根はガルバリウム鋼板で緩い曲線の水勾配にして高さを抑えています。

倉庫の入り口は外壁と同じ箱下見板で引込み戸をつくり全開放を可能にしています。

入口と倉庫間の通り土間の仕上げは越前瓦の敷瓦(銀ネズ)です。壁はしっくいの左官仕上げで天井は構造梁を現しにして杉板を張っています。