土蔵の壁の修繕を進めている。

下見板に穴が開き、取り外すと土壁にもかなりの痛みがある。

角柱の周辺の下地の貫と小舞竹は取り替える必要があり、角柱も外側にズレていて、壁も外に膨らんでいるので、元の位置に戻さないと下見板を掛けることができなくなっている。

まずは、土を落として、折れている下地を取り除き

上部の土壁が落ちないように補強で受け、貫を新しく入れ替えた。

使われていた丸竹が比較的細く、径の近いもので補強をしたり入れ替えて下地を整えた。

最近では、荒壁土の用途が一般的でなくなったため、ドロ土の用意にはかなりの時間がかかる。 
施行時期も壁土の乾燥に影響するので、わずかな修繕にも長い準備期間が必要になる。

土付けは、ソフトボール大の泥だんごを投げつけるようして、厚みのある壁土を積み上げていく。 
作業は、土を丸める係と塗りつける係の二人一組。

写真は乾燥10日目、少し乾いてきて割れも入ってきたが、大ムラ直しまではまだまだ。 
荒壁土に厚みがあるので、乾くまで待つことも仕事の一つの工程。

2020.08.01