2016の雪囲い
11月に入り冷たい北風が吹くようになった。
大野の家の雪囲いを、まだ天気のいい11月の初めに行うことを恒例に決めている。
ただ、11月の一週目ではまだ早いような気もするが、これは親の遺言「あったかい内に済ませてしまって、春早くに片付けることが良し!」とあるので、気合を入れて実行することにした。
例年でも1mを超える降雪があるので、雪おろしをした雪で家が埋もれてしまわないように囲うが、どこまで囲うのかはその家の流儀で違ってくる。
実際には、雪で埋まってしまう前に雪をすかすので、囲わなくてもいいのだが、大雪の年には1階が埋もれてしまうこともあるので、念のためということもある。
住宅の全ての窓をポリカーボネートの波板で保護する入念なお宅もあれば、私のように土縁と玄関をとりあえずという人や、雪囲いを外さずに何年もそのままという家もあるので、住宅の佇まいは住む人の個性を的確に現している。
庭の雪吊りもすでに完了し、雪囲いも終わったので、これで準備よし。
さあ来い!
という感じだが、雪は降らない方がいいに決まっている。
しかし、誰かが言っていたが、「今年は18年目の大雪の年…今年は大雪かも〜」
ん? 18年目って何よ? 大雪?
答え合わせはすぐ…
2016.11.06
住宅改修
早くも10月になり、今週は寒さを感じるようになった。
急に住宅の改修の依頼をいただき、"寒くなる前になんとか" という条件であったが、寒くなってしまったので困った…。
築年数は不明、ただ、機屋だった建物を買ってお施主さんが自ら住宅に模様替えしたとのことなので、60〜70年は過ぎていると思われる。
ご家族は70代と80代のご夫婦で、子供さんご家族は離れて住んでいる。
改修の目的は、「寒さをなんとかしたい」この一点。
居間として使われている台所続きの和室を、寝室兼用の部屋に模様替えを行ない、冷暖房が充分に効くよう設備的な対策を施し、予算を最小限に抑えて、住みやすさを最大限にすることが求められているので、座敷、次ノ間などの諸室は、この際、無いことにして、必要な部屋に限定して工事を計画することにした。
就寝の方法をベットに変えた方が身体的に楽なので、畳の床からフローリングに変更して、床暖房を組み込むことにしている。
個室として収納が必要になるので、床の間は押入に改造することにして、部屋の一角に物干ができる方法も組入れる。
だんだん、病院の個室のような造りになるが、目的のためなのでいたしかたない。
浴室は、昔ながらのタイル張りの仕上げなので、ものすごく寒くて、滑りやすく、危険な浴室の代表事例のようになっている。
自治体の社会福祉協議会の担当者にも見てもらい、介護保険の住宅改修の補助を受けることができそうなので、申請を進めて、解決を考えている。
2016.10.12